監督+構成+企画:廣木隆一

1954年福島県出身。82年に『性虐!女を暴く』で監督デビュー。93年『魔王街 サディスティックシティ』でゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭ビデオ部門グランプリを受賞。94年、サンダンス・インスティテュートにおいて奨学金を獲得して渡米。帰国後発表した青春映画『800 TWO Lap Runners』(94)で文化庁優秀映画賞、文部大臣芸術選奨新人賞、批評家大賞、最優秀監督賞を受賞している。

その後ポップな恋愛映画『ゲレンデがとけるほど恋したい』(96)やハートボイルド作品『天使に見捨てられた夜』(99)などでその柔軟な演出手腕を発揮。『東京ゴミ女』(00)、『不貞の季節』(02)、『美脚迷路』(01)、『理髪店主のかなしみ』(03)などで、生活の隙間にある出来事を独自な視点と映像美で描き、評価を得た。

2003年には寺島しのぶを主演女優に迎えた『ヴァイブレータ』で一大センセーショナルを巻き起こし、第25回ヨコハマ映画祭・監督賞他5部門を受賞したほか、マンハイム国際映画祭、香港国際映画祭、ナント三大陸映画祭、チョンジュ国際映画祭などで数々の賞を受賞。特に第16回東京国際映画祭ではコンペティション部門にノミネートされ、寺島しのぶに優秀女優賞をもたらした。近年では『機関車先生』(04)、『ガールフレンド』(04)、『ラマン』(05)など。

また、ミュージシャンとの親交も深く、ハナレグミ、スーパーバタードッグの永積タカシ、クラムボンの原田郁子、ポラリスのオオヤユウスケが活動するohanaのショートムービー『予感』の監督もつとめた。

2006年には『ヴァイブレータ』のスタッフ、キャストが再集結し製作された『やわらかい生活』が公開。シンガポール映画祭でグランプリを受賞し、TOKYOFILMEX、バルセロナ映画祭、サンダンスフィルムフェスティバル、プラハ映画祭、ドーヴィル映画祭など世界各国の映画祭で上映された。また、昨年公開された馳星周原作の『M』では、主演の高良健吾が2006年東京国際映画祭において、同作品により特別賞を受賞。『縛師 BAKUSHI』とともに2007年ロッテルダム国際映画祭に正式出品された。最新作『きみの友だち』が7月、新宿武蔵野館にてロードショー公開される。

 

企画:成田 尚哉

1951年東京都生まれ。慶応義塾大学卒業後、1975年日活株式会社に入社、曽根中生監督作品『嗚呼!!花の応援団』を企画し大ヒットを飛ばす。その他数多くのロマンポルノの企画を担当。その後(株)ニュー・センチュリー・プロデューサーズにて、相米慎二、中原俊、金子俊介、廣木隆一の作品を数多くプロデュースする。

特に1990年に制作した中原俊監督作品『桜の園』では毎日映画コンクール優秀賞、日本アカデミー優秀賞・脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞、キネマ旬報脚本賞、オルレシアン映画祭グランプリ、文化庁優秀映画賞など、数多くの映画賞を受賞している。

1994年に(有)ボノボを設立。中原俊、廣木隆一、三池崇史の作品など数多くプロデュースする。2003年には制作会社(有)アルチンボルドを設立後も、ベテランから新人監督まで、多岐にわたり意欲的な作品を数多くプロデュースしている。